もっと知りたい!ゴムのこと | 2009/01

もっと知りたい!ゴムのこと  2009/01

ゴムの中身って?

「なぜゴム製品はこんなに分かりづらいのだろう」

「なぜゴム製品はロットによるばらつきが多いのだろう」

ゴムを少しでも扱ったことのある方は上のような疑問を一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

私はその原因はゴム材料にあると思っています。(もちろん横着な業者もいるとは思いますが)なぜ、ゴム材料にあるのか?下にゴム材料の中に入っているものを書き出してみました。

※ ゴム材料によって入っているもの、また、入っていないものがあります。

① ポリマー(ゴム本体)

これが一般にゴムと呼ばれている「もと」です。配合割合は、おおよそですが30%~90%です。この配合割合が少ないとゴム本来の性能が低くなってしまいます。(価格は安くなります)また、ゴム単体での色彩はアメ色や乳白色で黒ではありません。

② 補強剤

ゴム単体では強度的に弱い場合があるので、成形後のゴム強度を高めるために配合します。配合割合はおおよそ20%~60%です。カーボンブラックなどが代表的なものです。このカーボンブラックを入れることでゴムは黒色になります。カラーゴムにはホワイトカーボンなどで補強しますが強度はあまり高くありません。

③ 充填剤

ゴムの性能を若干ですが引き上げることが可能なものです。実際は材料価格を上げる目的が多いように感じます。クレーや炭カルが代表的なものです。

④ オイル

作業性を良くしたり、硬度を調整するために使用します。鉱物油やDOPなどが代表的です。配合割合は0~10%程度です。

⑤ 加硫剤

ゴムは生の状態では反発性はあまりありませんので、この加硫剤を使ってゴム特有の性能を引き上げます。硫黄や亜鉛華などが代表的で、配合割合は1%~5%ほどです。

⑥ 加硫促進剤・加硫助剤

ゴムは加硫をするのに非常に時間が掛かります。(5分~長いものだと30分以上!)この加硫時間を少しでも短く、そして品質が良くなるように入れるものです。配合割合は1%~5%です。

⑦ 老化防止剤

加硫をしたゴムの耐熱性能を上げたり、耐オゾン性能を上げるものです。よく表面に白い粉のようなものが付いているゴム製品を見かけたことがないでしょうか?それは老化防止剤がゴムの表面に出てきて劣化を防ごうとしているものです。ただし、加硫時間を短くすると出やすいのでクレーム対象になったりもします。配合割合は0~2%程度です。


ざっと、書き出してみましたがこんなにも沢山の素材を混ぜ合わせてゴムの材料になるのです。イメージとしては、うどんなどの麺類を打つような感じでこれらを混ぜ合わせます。また、混ぜ方にも非常に熟練した技術や環境も必要で、温度や湿度が少し変化するだけでロットによるバラつきが出やすくなってしまいます。

このようにロットによるバラつきが出やすい素材を成形するのにも当然ですが熟練した技術が必要になってきます。成形工程もいろいろとあるのですが次の機会にご紹介したいと思います。

既存の取引メーカーの話がどうなのかを疑問に感じたときには、ぜひ別のゴムメーカーに聞いてみることをお勧めします。
ゴムパッキン|2009/01/21 Wed

パーフルオロエラストマー(パーフロ)のVA提案

ケミカルプラントなどでは非常に特殊な材質のパッキンを使用されています。こういうところには大体、※パーフルオロエラストマー(略してパーフロ)が使われているのですが、この材料、とにかく高くてざっと100万円/kgほど(!)します。Oリング1個でも何万円もするので沢山買われる方は少ないのですが10個買っても何十万もする代物です。

弊社ではこの材料のVA提案として、※アフラス(R)をお勧めしています。この材料は非常に優秀で、パーフロと比較して、耐酸性、耐アルカリ・アミン性、耐スチーム性は同等で、耐熱は若干劣る程度、価格は1/50(!!)というものです。

パーフロもアフラス(R)もフッ素ゴム系なのですが、組成が若干違ってフッ素ゴムの苦手な、耐アルカリ・アミン性能や、耐スチーム性能が優れた材料なのですが、100万円/kgのパーフロに対して、1.5万円~2万円/kgのアフラス(R)は非常に魅力的です。

この優秀なアフラス(R)の性能を知っているゴムメーカーは実はあまり居ません。ですので、御社がもしパーフロのパッキンを使用していてもこのアフラス(R)はご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

弊社は、アフラス(R)の製造メーカーである、旭硝子㈱様と提携してアフラス(R)を製造しています。現在パーフロをご使用の方はぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか?


※パーフルオロエラストマー


高温化(250℃~300℃超)でもゴムの特性を損なわず、ほとんどの薬品に対して優れた耐久性を備えた超高性能なゴム材料。旭硝子、デュポン、ダイキン工業などが取り扱っている。

※アフラス(R)


通常のフッ素ゴムでは使用できない、アルカリ・アミン系の溶剤や耐スチームに強く、価格もパーフロに比較してリーズナブルな材料。旭硝子が取り扱っている。
アフラス(R)ウェブサイトhttp://www.aflas.jp/
ゴムパッキン|2009/01/12 Mon

ちょっとのこと

年が明けてからもう1週間が過ぎようとしています。早いですね。

日本の景気は東海地方を筆頭にどんどん悪くなっています。よく言われますが暗くて長いトンネルの中に入ったみたいで、先行きがまったく読めない状況です。

こういうときは少しの良いことが幸せに感じたりしませんか?

いつも怒られている社員がその日一番の生産性を達成したとき。

近所の工場の方に「がんばろうね」と声をかけてもらったとき。

いつも言うことを聞かない子供達が進んでお手伝いをしたとき。

こんなちょっとしたことなのですが嬉しさを感じます。みんな厳しいときだからこそ嬉しいのです。

企業として景気が悪いからといって簡単に諦めてはいけないのですが、いつも先行きを心配してもうまくいかないですよね。

前向きに粘り強く(少しでも)気持ちに余裕を持って進んでいくことが必要なときだと思います。
経営・工場|2009/01/08 Thu

量産品の賢い買い方

皆さまの会社では購買品はどのようにして買っていらっしゃいますか?
現行で取引実績のあるメーカー様から?それとも一括で対応してくれる商社様から?

金属・樹脂・ゴムなどの単品パーツから、セット部品などなど、実に様々な部品を購入していることと思います。各部品を別々のメーカーや商社に頼むと手間が掛かってしまうため、一括で依頼されることも多いかと思います。

しかしこれからの時代、出来るだけ安く良いものを購入しようとすると、(面倒ではありますが)それぞれのメーカーで購入されたほうが良いと思います。やはり餅は餅屋で得意なところから購入するのが一番良いものが購入できます。

ただ、一つ確かめて頂きたいのは対応がしっかりしているか、というところです。これは難しいのですが、電話やメールで問合せたときの対応がどうか、依頼したことの回答のスピード、技術的な知識を持ち合わせているか、などで大体分かると思います。特に受注したいばかりに安い価格を前面に出したメーカーは要注意です。技術的なことも突っ込んで質問することが最終的には良い買い物をする秘訣だと思います。

基本的に日本の中堅・中小メーカー達は、昨今の海外メーカー(主に中国)との競争によって非常に生産性が上がってきています。品質はもともと良かったので今後は日本の中堅・中小メーカーが世界中から受注を拡大する日も来るのではないかと思っています。
ゴムパッキン|2009/01/06 Tue

新年のご挨拶

新年明けましておめでとう御座います。いよいよ激動の2009年が始まりました。

皆様は年末年始のお休みはいかがでしたでしょうか?今年は今までより長い休暇の方も多かったのではないでしょうか。私も久しぶりに長い休みを取らせて頂き、普段やりたくても出来なかったことがかなり片付きました。(相変わらず、会社の机はゴチャついていますが・・・)

いつも年末年始のテレビ番組は華やかでしたが、今年は心なしか質素な内容の番組が多かったような気がして、世の中の景気が現れているようでもありました。日課の新聞やニュースを見るのが嫌になるほど良いニュースはほとんどなく、暗くなってしまいがちですが、あまり暗くなるのは嫌なので結構バラエティを好んで見ていました。

非常に厳しさが増す、こんな世の中を生き抜いていかなければいけないのです。
どれだけの覚悟があるのかが試される
自分は何がしたいのか、をはっきりさせる良い機会だと考えています。

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ゴムパッキン|2009/01/05 Mon
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