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EPDM(エチレンプロピレンゴム)について

皆さん、こんにちは!代表の久納です。

今回はEPDM(エチレンプロピレンゴム)についてお話ししたいと思います。


ここ最近、様々なところに使われているゴムがEPDMです。



三元共重合体なので、耐薬品、耐候性、耐オゾン性に優れ、比重も軽く、またそこそこの耐熱性も持ち合わせた非常に塚会いやすい素材です。価格はシリコンゴムよりも安価なので量産部品には非常に多く採用されています。


弱点は、耐油には向かず(天然系オイルは別)また機械的強度もそれほど強くはない。



ここまではネットで調べると大体出てきますね。



最近では従来の硫黄を使った加硫方法ではなく、有機過酸化物を加硫剤に使った、過酸化物加硫(パーオキサイド加硫とも言う)という方法あります。


基本的な特性は硫黄加硫と同じなのですが、硫黄加硫と比べて耐熱性の向上(150℃~180℃の高温下でもゴム特性を保持する)や圧縮永久歪率(ゴム試験片に圧縮歪を加えた状態で一定温度で一定時間経過後に圧縮歪を解放し残留した歪)の向上が挙げられます。


最近は自動車向けパッキンに多く使われるようになってきました。



EPDMはゴム硬度もバリエーションが広くて、ゲル状の硬度5HS~プラスチックのような硬さの90HSまで選択できます(但し、30HS以下や80HS以上については対応出来るメーカーは限られます)。


弊社での使用量も直近で1/3以上はEPDMになっています。


EPDMは耐性を特化して採用されることも多くて、特定の耐薬品に特化したものやシリコンに近いくらいの耐熱性を持たせたものなど、メーカーの特徴が出やすい素材でもありますので採用をお考えであればぜひ色々なメーカーに問い合わせてみることをお勧めいたします。

出来たらシールパッキンへお問合わせを(笑)!!


それではまた来週!!
ゴムパッキン|2014/08/25 Mon
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