ゴム素材選定ガイド

ゴム素材選定ガイド

ゴム素材の種類

ニトリルゴム(NBR)

最も一般的な材料の一つで、耐油性、耐摩耗性、耐老化性に優れた材料です。

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スチレンブタジエンゴム(SBR)

エチレングリコールやブレーキ油などの動物油・植物油に優れた特性を持っています。また、天然ゴムと比べ、耐摩耗性、耐老化性に優れており、価格も安価な材料です。

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シリコーンゴム(VMQ)

耐熱性、耐寒性、耐オゾン性に優れた材料です。また、優れた圧縮復元力を持っていることも特徴です。

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フッ素ゴム(FKM)

フッ素ゴムは、耐熱性、耐油性、耐候性および耐薬品性が他のゴムに比べて優れた材料です。そのため高価な材料にもかかわらず、自動車、化学、機械などで欠かせない材料であるといえます。

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ブチルゴム(IIR)

耐候性、耐オゾン性、耐ガス透過性が良く、極性溶剤に耐える材料です。

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エチレンプロピレンゴム(EPI)

耐老化性、耐オゾン性、極性液体に対する抵抗性、電気的性質が良い材料です。

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常態値・適用温度範囲の比較

JIS記号 常態値 適用温度範囲
硬さ(JISA) 引張り強さ(MPa) 伸び(%) 引張り応力(MPa)(100%伸びの時)
ニトリルゴム(NBR)
1種 A 70±5 9.8以上 250以上 2.7以上 -30℃~100℃
1種 B 90±5 14.0以上 100以上 - -25℃~100℃
2種 70±5 9.8以上 200以上 2.7以上 -25℃~80℃
スチレンブタジエンゴム(SBR)
1種 C 70±5 9.8以上 200以上 2.7以上 -50℃~80℃
シリコーンゴム(VMQ)
4種 C 70±5 3.4以上 60以上 -50℃~200℃
フッ素ゴム(FKM)
4種 D 70±5 9.8以上 200以上 1.9以上 -15℃~220℃
ブチルゴム(IIR)
IIR-70° 70±5 6.8 300 - -40℃~100℃
エチレンプロピレンゴム(EPI)
EPDM-70° 70±5 9.8 200 1.9 -45℃~130℃
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