もっと知りたい!ゴムのこと | ゴム素材知識:EPDM編

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ゴム素材知識:EPDM編

皆さん、こんにちは!代表の久納です。



大分涼しくなってきましたね~。というか朝晩はけっこう冷えますね。


最近は秋という年間で一番過ごしやすい季節が短くなっている気がします。温暖化の影響なのか分かりませんがついこの間まで暑いな~といっていたのにもう冬を感じさせる気候ですね。






さて、今日はEPDMという素材についてお話ししたいと思います。


ここ数年は特にお問い合わせの多いゴム素材がEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)です。



自動車、電機、水道など様々な用途に使われています。




ゴムの加硫剤といえば硫黄が一般的ですがEPDMは過酸化物加硫(非硫黄加硫)も可能です。




この素材は、耐熱性・圧縮永久歪にも優れるのでパッキン用途にはぴったりの素材です。



ただし、耐油性は×なので注意が必要です。




また、EPDMはバリエーションも豊富で、150℃の高温化でもゴム弾性を保持できるものや水道水に含まれる塩素に強い(耐塩素水性)ものもあります。



対応できるゴム硬度(ゴムの柔らかさのこと)も幅広く、5Hsというゲル状のものから90Hs超というプラスチックのように硬いものまで対応できます。




昨年の東日本大震災ではEPDMをつくっているプラントが大きく損壊し、一時期は供給に不安がありました。



しかし、今はプラントも正常化し、また中国や東南アジアの需要も一服感があるため特に不安はありません。




今後はさらに伸びる素材の一つでしょう。






それではまた来週!
ゴムパッキン|2012/10/16 Tue
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