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ゴム成形方法

Tブです。

遅まきながら、新年明けましておめでとうございます。


シールパッキン.comは

今年も皆様へより良いご提案と製品を

お届けできるよう誠意をもってご対応させて頂きます。





さてさて、

ゴムの成形方法には大きく分けて3通り御座います。
(細かく分けると、もっと沢山ですが)


良く知られているのが、

①コンプレッション成形

これは、たい焼きの型と同じようなイメージの型を

適温に加熱保持した製品掘り込み部(キャビティー)に

適量の材料を仕込み、適切な圧力をかけ、適切な時間保持した後

取り出します。


②トランスファー(注入)成形

こちらは、コンプレッション型の上部に材料を仕込む

ポットと呼ばれるものが御座います。

キャビティーからポットへ向けて注入口と呼ばれる道があり

その上にポットがありますので、ポットに適量の材料を仕込み、

圧力をかけ金型を閉じることで材料はポットから注入口を通り

キャビティーに流れ込みます。

ここからは①と同様に、適切な圧力をかけ、適切な時間保持した後

取り出します。


③インジェクション成形

こちらは、①②と設備そのものが違います。

材料の仕込みも半自動で行うものが主流で、

板紐状の材料を自動的にスクリューで巻き取り、軟らかくし

射出口から押出します。

適温保持された金型を適切な圧力で閉じ、射出口から注入口を通り

流し込みます。

あとは①②と同様に、適切な圧力をかけ、適切な時間保持した後

取り出します。



それぞれの特徴ですが、

①は成形方法のなかでも、主流言っても良いのかと思います。

②③と比較すると金型費用も安価ですみます。



②は製品形状的に①では困難な場合に用いることが多いでしょうか。

①と比較すると金型に鋼材を余分に使い、金型加工にも時間を要し

ますので、金型費は高価になります。

また、材料をポットに仕込むことで全てが製品部に流れ込まず、

ポットに残るため、余分な材料ロスがでます。

高価やロスばかりでは有りません。

①では不向きな製品形状の場合には利点の多い成形方法です。



③は設備が違い、金型も①②より高価になりますが、

材料投入後の時間保持が、一般的には1/3から1/5になるので

製品単価を抑えることができ、大量生産が可能です。




それぞれ、特色がありますので、

シールパッキン.comでは

製品形状や数量、使用材料により適切な成形方法を

ご提案しております。
その他|2015/01/20 Tue
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