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道具の進化

こんにちは。
1日の半分は野球の事を考えているRSです。
侍JAPAN、甲子園、オオタニサン、8月も毎日毎日ネタが尽きません。

ところで、野球のボールには「硬式」と「軟式」とがあります。
「硬式」・・・カチカチの革張りのボール。レベルの高い上手い人が使用。プロ野球や甲子園。
「軟式」・・・ゴムのボール。初心者や楽しむことを目的とした人が使用。少年野球や草野球。
ご存じの方も多いとは思いますが違いはざっくりこんな感じです。

つまりは、
「硬式」・・・ボールが硬いので打球の速度が速く飛距離もでる。危険度も高い。
「軟式」・・・ボールが柔らかいので打球の速度も飛距離も落ちる。危険度は低い。

小学2年で少年野球に入団した私も、スタートはゴムの「軟式」でした。
私は就職を境に野球をする機会もなくなり、約20年。最近になって知ったことがあります。
それは、
「軟式」野球界では今、バットの主流が金属でも木製でもない”ウレタン”だと。

「ウレタンバットって何だ???」

これは調べるしかない。

先程「軟式」は打球の速度も飛距離も「硬式」より落ちるので危険が少ないと説明しました。
なぜ速度も飛距離も落ちるかというと、柔らかいゴムのボールを硬い金属のバットで打つと、当たった瞬間にボールが潰れて変形し、これにより衝撃が吸収されてしまうからです。

このことから、よく軟式野球では「スイングが速い人ほど飛ばない」などと言われることがあり、私自身も「硬式」の高校野球引退後に草野球で「軟式」を打った時にはこれを実感しました。

そしてこの「飛ばない問題」の常識をぶっ壊したのがウレタンバットということのようです。

ウレタンは高反発な素材で、押すと数㎜凹んでしまう程の柔らかさです。
つまり、柔らかいゴムのボールを柔らかいウレタンのバットで打つと、ボールが潰れて変形するのを抑えることができ、エネルギーロスが減り、打球速度も飛距離も伸びるという原理です。
飛距離が約120%上昇といわれているので、外野フライと思ったら、頭を越していくということが起きますね。

野球の道具の進化に驚きですが、危険の少ない「軟式」野球の危険度も120%UPしてしまうといったところでしょうか。

このウレタンバットですが、2002年にミズノ社で「ビヨンド」という製品名で初めて発売されたそうで、私が野球をやらなくなった少し後で誕生していました。
このこともあり、少年野球や草野球の選手達は他社製品も含めてウレタンバットのことは全て「ビヨンド」と呼んでいるらしいです。


こんなにすごい「ビヨンド」。
一度使ってみたくなりました。
次の休日にスポーツ用品店にでも行ってみようかなと思います。


買わないけど。



注)ダイコーゴムで「軟式」ボールは製造しておりません
その他|2021/08/27 Fri
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