もっと知りたい!ゴムのこと | 経営・工場

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金型のコスト競争力

ゴムを製造するのに必要な「金型」について



最近は中国製の金型もレベルが上がってきたというお客さまも多くいます。ただ、作り手側から言わせて頂くと、やはり国産の金型は良いです。

何が良いかというと、その金型を使用して作業をするときの作業性がバツグンなのです。また、成形後の工程にも金型の出来栄えは非常に影響していてトータルの歩留まりが中国製と日本製ではぜんぜん違うのです。

モノ作りに従事されている方々はこんなこと百も承知でしょうが、なかには価格を重視するあまり、あとで後悔する方もいらっしゃいます。

中国製の金型(金型だけではないですよね)はたしかに安いです。極端な話、日本製の1/3というときもあります。だけどある程度の量産になると、最初のイニシャルコストが少々違っても生産性などで必ずペイできます。

これは金型の話ではありませんがゴムメーカーであった話で、中国のローカルメーカーに仕事を依頼していたら、知らない間にゴムの種類を安いものに変えられていた、という話を聞いたことがあります。こんなこと日本のメーカーでは絶対にありえません。

もちろん、コスト競争力は非常に重要です。日本のメーカーはもっとコスト意識を徹底させなければいけません。ただ、中国のコストの安さには、その裏に「ずるさ」を感じてしまうのも事実です。

やはり物を作る上では国産ならではの良い部分が私は捨てられないと思います。
経営・工場|2008/12/20 Sat

最適な材質を提案できる企業

ゴム製品のお問合せで一番多いのがゴムという特殊な素材についてです。

A様「こういう環境で使用するのにはどの材質が良いのだろう?」

B様「FKMを検討しているのだが○○に関してのデータはないのだろうか?」

C様「薬品をシールしたいのだがどの材質を選定すれば良いのだろう?」

今、弊社にはこういったお問合せを非常に多く頂きます。如何にきちんと対応できるメーカーが少ないかということだと思っています。

使用する環境をきちんと整理して、それに最適な(コストも含めて)材質をご提案することが弊社の仕事だと考えています。それにはゴムという特殊な素材をどれだけ理解して、その知識をうまくニーズに繋げれるかというところだと思います。

僕自身、今までも知識の習得(もちろん現場での知識も)に貪欲であったと思いますがこれからもっと貪欲にならなければいけないと思います。

あなたの会社で使用されているゴム製品、本当に最適な材質をチョイスされているのでしょうか?経営環境が悪化している今こそ見直しには最適な時期かと思います。
経営・工場|2008/12/17 Wed

Q(クオリティ)、C(コスト)、D(デリバリー)を高める

サブプライムを発端とした景気悪化によって毎日のように「減産」とか「雇用調整」とか悪いニュースが飛び交っています。

こう毎日悪いニュースばかりだと気分も滅入るのですが、企業としてはこういう時こそ地力を付けるチャンスと捕らえるべきだと思います。

わが社も今年の初めごろから生産性のアップを中心に社内改革を進めています。「改善活動」は実に地道な作業で瞬間的に生産性を上げるのではなく、恒久的に上げなければなりません。ゴム製造は人間が携わる部分が多く生産性アップには人間のファジーな部分も考慮したものでなければ品質的にも生産的にも安定した製品を供給することはできません。

景気の波は6年~8年周期だといわれています。また、不況は3年以上続かないとも言われています。苦しいときに基本をしっかり充実させたいと思います。ちなみに好況時の60%~80%の価格提示ができれば不況時にも仕事は集まるそうです。経費削減も重要ですがやはり生産性を如何にあげるかが企業の実力となるのではないでしょうか。
経営・工場|2008/12/16 Tue
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